USER TYPEをADMINに設定しておくと、DEVICE CONTROL画面でPRO DJ LINKネットワーク内にあるDJM-A9やCDJ-3000のUTILITY設定をStagehandから確認・変更することができます。また、Stagehand上で事前にUTILITY設定ファイルを作成・保存しておき、それを一括でDJ機器に反映することも可能です。さらに、保存しておいた設定ファイルを他のエンジニアにEメールなどで共有することもできるので、イベントの準備がより円滑に行えます。
SOUND CHECK機能では、楽曲がロードされたCDJ-3000の再生/停止、早送り・早戻し、楽曲の切り替えまで行えます。また、空間の音響環境に合わせてDJM-A9のノイズやサイン波の出力を制御することができます。DJM-A9とCDJ-3000を、Stagehandを通して遠隔で操作することで、フロアとDJブースの間を行き来する必要がないので効率的な音響調整が可能です。DJプレイ開始後は LIVE MODE設定をオンにしておけば、DEVICE CONTROL画面の一部機能が無効化され、誤作動が防止されるので安心してイベントの進行ができます。
UTILITY設定を含むDJM-A9のほとんどの情報やCDJ-3000の再生状態を、DJブースに入らずに実機を見なくともiPad上で確認することができます。これにより、例えば、DJミキサーのTRIMやMASTERのレベルメーターを視覚的に把握することで、過度なボリュームによる出音への影響などを素早く察知することができます。
CDJ-3000上で再生されている楽曲の情報を素早く把握することができます。波形、BEATGRID、BPM、再生時間などがリアルタイムで確認できるので、より音楽と連動した照明や映像の空間演出が可能になります。また、楽曲情報を共有するかどうかは、DJがrekordbox上で表示/非表示を設定でき、Stagehandにもその設定が反映され一部の情報が非表示となります。