2013年、Serato社のDJアプリケーション「Serato DJ」に対応したサブコントローラー「DDJ-SP1」が発売されました。エフェクターやSAMPLERなどの機能を直感的に操作することができる、追加型のコントローラーで、DVSやHIDなどターンテーブルやCDJとミキサーのセットアップを組むユーザーに受け入れられました。セットアップに追加しやすいよう、小型・薄型のボディを採用しており、持ち運びも考慮されたモデルです。また、音だけでなく映像を同時に操作できる「Serato VIDEO」にも対応しているので、音に合わせた多彩な映像ミックスや映像エフェクト、画像ファイルの挿入などを本機で直感的に操作できます。

「DJM-909」の登場から12年、DJバトルシーンの盛り上がりを受けて、2015年に「DJM-S9」を発売しました。
「DJコンペティションでDJが優勝するためには、どんなミキサーが必要か？」をテーマに数多くのDJにヒアリングを重ねて開発されたミキサーです。特に新開発の「MAGVEL FADER PRO」は、DJによって操作感の好みが分かれていたため、多くのDJが自分の好みの操作感で思い通りのスクラッチ演奏ができるよう、耐久性が高く、操作感を自分好みにカスタマイズできるよう設計しました。また、パフォーマンス中に内蔵のBeat FXとSerato DJ Proのエフェクトを、迷わず瞬時にかけられるよう、同じ操作フローでONできる大きなレバー型の操作子を採用しています。更に当時、新しく生まれた「TONE PLAY」というパフォーマンスに着目し、バトルで演奏しやすいよう大型の「Performance Pads」を搭載しました。演奏性の高さから、多くのDJバトル優勝者に支持いただいているミキサーです。

Serato DJ Proに対応した、スクラッチスタイルのProfessional DJコントローラー「DDJ-REV7」を2022年に発売しました。
自社新規開発のニードルレスの7inchモーター駆動JOG「VINYLIZED JOG」は、多くのDJの方からの協力を得ながら何度も試作を行い、JOGの中央部に「ON JOG DISPLAY」を搭載しながらも、薄型・軽量化に成功しました。また、レイアウト開発でも、クイックなMIXを実現するため、何パターンものスケッチを描いてDJの方々からフィードバックを頂き、Performance PadsやTempo Sliderの位置などを決定しています。その結果、フラッグシップ機「DJM-S11」と、アナログターンテーブルの操作感を踏襲しつつ、さまざまな場所へ持ち運んでDJパフォーマンスがができるコントローラーになりました。 新機能である「Instant Scratch」は、スクラッチ演奏をするDJからの「擦りやすい音」のヒアリングを通して作成されたサンプリング音源が本体に内蔵されており、どこでも手軽にスクラッチを楽しんでいただける機能となっております。