2022年9月30日
両社の技術を共有し、ミュージシャンや著作権者へのロイヤリティの公正な分配に向け資本業務提携
AlphaTheta株式会社(以下 AlphaTheta)は、楽曲認識技術を用いたモニタリングと楽曲利用のレポーティングのグローバルマーケットリーダーであるDJ Monitor B.V.(以下DJ Monitor)の株式25%を取得する資本業務提携を行いました。
AlphaThetaは、2014年に開始した、世界中のミュージシャンや著作権者へのロイヤリティの公正な分配を支援することを目的としたサービス「KUVO」を含む、「Pioneer DJ」とその関連ブランドを展開しています。AlphaThetaはKUVOの進化とともに、音楽業界がロイヤリティの分配を改善できるよう新しい方法を模索しており、今回のDJ Monitorとの資本業務提携は、この活動を支援するためのコミットメントを示すものです。
このパートナーシップにより、両社は新たなシナジー効果、技術革新、効率性を生み出し、音楽業界にさらに貢献していきます。AlphaThetaの代表取締役社長兼CEOである片岡芳徳は、「音楽を生み出すミュージシャンや作曲家は、音楽業界の中核にいると我々は考えており、彼らの音楽が公に演奏されたときにロイヤリティが公正に支払われることは、音楽業界の更なる発展のためには重要であると考えています。ミュージシャンや作曲家が創造性を最大限に発揮できる環境づくりを目指す当社と、同じビジョンをもつDJ Monitorと提携することは自然な流れです。彼らと音楽業界の更なる発展のために、KUVOやその他の取り組みにおいて共同開発していけることを大変楽しみにしています。 」と今回のパートナーシップについて話しています。
AlphaThetaとDJ Monitorのパートナーシップの主な目的は、Pioneer DJのDJ機器で再生された楽曲のデータ収集と楽曲認識技術を強化することです。これにより、ミュージシャンや著作権者への公正なロイヤリティの分配や、クラブが楽曲の演奏状況をより正確に把握することが可能になります。DJ Monitorは2005年の設立以来、この分野のリーダーとして数多くのサービスを提供してきました。
DJ Monitor の CEO 兼創業者である Yuri Dokter は、「2005 年以来、楽曲認識技術によるクラブやイベントの楽曲情報のデータ化のパイオニアとして、DJ Monitor は世界中の楽曲管理システムのデファクトスタンダードとなり、精度の高いデータの提供により透明性を高めてきました。クラブミュージックは我々のDNAに組み込まれており、AlphaThetaとのパートナーシップによって、ミュージシャンや著作権者へのロイヤリティの分配を最大化するために最も信頼できる強固なシステムを構築していきます」と語っています。
DJ Monitor は、楽曲認識技術におけるグローバルマーケットリーダーです。2005年以来、正確な楽曲利用情報とミュージシャンや著作権者へのロイヤリティ分配を促進させる技術の開発をしてきました。DJ Monitorのサービスは、音楽フェスティバル、ナイトクラブ、会場、放送、ストリーミング配信イベントに対応しています。2020年以降、DJ Monitorは現場でのイベントのライブストリーミングにも対応し、オンラインとオフラインの体験を統合することで、モニタリング、オンライン取引、グローバル規模でのライセンスなどをカバーするサービスを提供しています。
ウェブサイト: www.djmonitor.com