Pioneer DJ株式会社は、Native Instruments社製DJアプリケーション「TRAKTOR PRO 2」のUSB-HID^※1コントロール機能をマルチプレーヤー「CDJ-TOUR1」のPioneer DJ Certification Program^※2として認証しました。また、DJアプリケーション「TRAKTOR SCRATCH PRO 2」のDVS^※3機能をDJMシリーズの最新のDJミキサー、「DJM-TOUR1」「DJM-750MK2」「DJM-450」「DJM-250MK2」のPioneer DJ Certification Programとして認証しました。

2016年10月に業界標準機である 「CDJ-2000NXS2 」、「 DJM-900NXS2」 による「TRAKTOR PRO 2」「TRAKTOR SCRATCH PRO 2」のサポートが開始されて以来、クラブでプレイする多くのDJの方々から、即座に直感的なDJパフォーマンスできると好評をいただいています。

今回、サポート範囲を最新のマルチプレーヤーと DJMシリーズの最新のDJミキサーに拡大したことで、自宅での練習から音楽フェスティバルまで、いつでもどこでも安心して「TRAKTOR PRO 2」「TRAKTOR SCRATHC PRO 2」を使ったDJパフォーマンスが可能となります。

また、すでにPioneer DJ Certification Programにて認証済みの「CDJ-2000NXS2」に関しても、今回新たにBEAT JUMP機能のコントロールや拡大波形、ビートグリッドなどの表示に対応し、操作性が向上しています。

なお、各マルチプレーヤーで「TRAKTOR PRO 2」のUSB-HIDコントロールを行うには、マルチプレーヤーのファームウェアの最新版をご利用いただくとともに、「TRAKTOR PRO 2」の最新版が必要です。

また、各DJミキサーで「TRAKTOR SCRATCH PRO 2」のDVS機能をご使用になるには、DJミキサーのファームウェアの最新版をご利用いただくとともに、「TRAKTOR SCRATCH PRO 2」の最新版が必要となります。

ダウンロード情報

マルチプレーヤー、DJミキサーの最新ファームウェア
Pioneer DJのサポートサイトから無償でダウンロードできます。
ダウンロードサイト: http://www.pioneerdj.com/ja-jp/support/

「TRAKTOR」最新版
最新版の「TRAKTOR PRO 2」や「TRAKTOR SCRATCH PRO 2」についてはNative Instruments社のサイトをご確認ください。
Native Instruments社のサイト: http://www.native-instruments.com/

マルチプレーヤーの主な特長

マルチプレーヤーで「TRAKTOR PRO 2」を自在に操作可能

プレーヤーとPC/MacをUSB接続するだけで、コントロールディスク^※4を使うことなく「TRAKTOR PRO 2」を操作できます。「TRAKTOR PRO 2」の各機能が、プレーヤーの各ボタン・キーとリンクするので、テンポ調整やPLAY/CUEといった基本操作のほか、スクラッチ、LOOPなど多彩な機能の操作を直感的に行えます。また、未対応であったBEAT JUMP、BEAT COUNTDOWN、PHASE METERなどの機能が、マルチプレーヤーのディスプレイで新たに使用可能になりました。

マルチプレーヤーのディスプレイに「TRAKTOR PRO 2」の楽曲情報を表示可能

• テキストの表示:トラックタイトルをプレーヤーのディスプレイに表示し、ロータリーセレクターを使って素早く選曲を行えます。
• アートワークの表示:楽曲のアートワークを表示できるので、トラックタイトルだけでなく画像イメージでも楽曲を探せます。
• 楽曲波形の表示:楽曲全体を視覚的に把握可能な高精細の「WAVE」表示と、今回新規に対応した拡大/縮小可能な楽曲の拡大波形「WAVE ZOOM」表示により、キューポイントやミックスポイントを詳細まで瞬時に捉えることができます。また、波形の色はTRAKTOR PRO 2が提供する4種類のカラーモードに対応しています。
• ビートグリッド、CUE、LOOPの表示:ビートグリッド、CUE、LOOPがマルチプレーヤーの波形上に表示できるようになりました。

マルチプレーヤーを「TRAKTOR PRO 2」のオーディオ出力デバイスとして使用可能

プレーヤー内蔵のUSBサウンドカードを使用すれば外付けのサウンドカードを用意することなくオーディオ信号を出力できます。

DJミキサーの主な特長

「TRAKTOR SCRATCH PRO 2」のスクラッチコントロール (DVS) に対応

PC/MacとDJミキサーをUSBケーブル1本で接続するだけで、即座に「TRAKTOR SCRATCH PRO 2」のDVS機能で演奏ができるようになります。

DJミキサーを「TRAKTOR SCRATCH PRO 2」のオーディオ出力デバイスとして使用可能

DJミキサー内蔵のUSBサウンドカードを使用すれば、外付けのオーディオインターフェイスを用意することなくオーディオ信号を出力できます。また、PC/Macにインストールした設定ユーティリティツールを使うことで、DJプレイや楽曲の録音、制作など、用途に応じてDJミキサーからの出力信号経路を変更することができます。

スムースなDJ交代が可能

「DJM-TOUR1」はPC/Macを接続するためのUSBサウンドカードを2つ搭載しており、また、天面に搭載したインプットセレクターでそれらを切り換えることができるので、現場での煩雑な結線が不要になり、DJ交代をスムースに行えます。

※1 USB-HID (Human Interface Device) は、USBデバイスのクラス（タイプ）の１つとして規定されています。DJ業界でもDJ機器とPC/Macとの通信にも使われており、MIDIクラスよりも、アートワークや波形データなどの大容量データの送信が可能です。

※2 Pioneer DJ Certification ProgramとはPioneer DJ社製商品と互換性の評価/確認を行った、お客様が安心して利用できる他社製品を認証する取組みです。

※3 Digital Vinyl Systemの略。コントロールディスク（DJアプリケーションをコントロールするための専用信号が収録されたCD/レコード）の再生位置/再生速度に合わせて、PC/Mac内の音楽ファイルを再生するシステムです。

※4 PC/Mac内の音楽ファイルをコントロールするために、マルチプレーヤーで再生するタイムコードが記録されたCD。

※ TRAKTORは、Native Instruments社の登録商標です。

※ その他記載されている商品名、技術名および会社名等は、各社の商標または登録商標です。

※ 他のトレードマークおよび商号は、各所有権者が所有する財産です。