DJ/ディレクター/音楽ライター。レコードショップ”CISCO"のチーフバイヤーとして渋谷宇田川町アナログ・ブームの一時代を築き、DEF JAM JAPANの立ち上げやMTV JAPANに選曲家として参加するなどヒップホップ・シーンの重要な場面を担って来た存在。
TBSラジオやInterFMなどにも準レギュラーとして出演中。インターネット・ラジオ局block.fmではヒップホップの人気番組「INSIDE OUT」のディレクション、ヒップホップ専門ラジオ局「WREP」では編成局長を務める。
DJとしては全国で初めてLINE MUSICのオフィシャル・プレイリストを制作・更新中。大型ヒップホップ・フェス「SUMMER BOMB」やライムスター全国ツアーのオープニングMIXを担当、「SOUL CAMP」では日本人で唯一4年連続出演を果たしている。また大ブームが巻き起こっているMCバトルの中心的イベント「戦極MCBATTLE」「凱旋MCBATTLE」のメインDJもつとめ武道館やさいたまスーパーアリーナ公演の出場も果たした。
また宇多田ヒカルのプロモーションにも携わり、アナログ盤リリース記念のDJ MIXイベントを成功させ、テレビ朝日「関ジャム」への出演も果たす。
Instagram : http://instagram.com/yanatake
Twitter : http://www.twitter.com/yanatake
東京を拠点に活動するDJ / プロデューサー。ジャパニーズヒップホップを中心とした選曲が特徴で、洋楽邦楽問わず最先端の音楽を発信している。
今年5月にリリースした「TOKYO KIDS feat. IO & MonyHorse」 では、日本の歌姫、美空ひばりの1950年の楽曲「東京キッド」をサンプリングして話題となった。ミュージックビデオは100万回再生を突破しており、iTunesのHipHopチャートで初登場一位を記録している。
これまでにもDJ CHARI &DJ TATSUKI名義で多くの楽曲をリリースしており、総勢100名を超えるアーティストが楽曲に参加。2020年12月にリリースしたセカンドアルバム「GOLDEN ROUTE」はApple Music総合チャートで6位を記録した。
2021年に日本武道館、横浜アリーナでのワンマンライブを成功させたZORNのライブDJとしても10年以上活動。横浜アリーナではバイオリン奏者としても参加している。
Instagram : https://instagram.com/djtatsuki
Twitter : https://twitter.com/djtatsuki_tokyo
まずはお二人の簡単な自己紹介をお願いします。
(YANATAKE) DJ YANATAKEです。ヒップホップのDJをやりつつ、インターネットラジオ、WREPの編成局長を務めています。それから、block.fmというインターネットラジオでも「INSIDE OUT」という週一回の番組を10年ぐらいやっています。
(TATSUKI) DJ TATSUKIです。都内、主に渋谷を拠点にヒップホップのDJをしています。ジャパニーズヒップホップとUSヒップホップの新譜をメインのクラブDJをやっているのと、プラス、DJ目線でのプロデュースワークも手がけています。最近だと、美空ひばりさんの「東京キッド」をサンプリングした「TOKYO KIDS (feat. IO & MonyHorse)」という曲を出させていただきました。
YANATAKEさんはWREPの立ち上げ時から携わっていますよね?
(YANATAKE) そうです。元々、USTREAMの時代から、独学で配信を勉強しつつ、ZEEBRAくんがお正月にやっていたWZBRっていう仮想ラジオ局を手伝ったりしていて。その頃からZEEBRAくんが「いつか日本でもHOT 97みたいな24時間ヒップホップが流れるラジオ局を作りたい」みたいな話をしていて、それでZEEBRAくんがグローバル・ハーツの村田大造社長と組んでWREPをスタートするっていうことになった時に、最初に声かけてもらって、参加しています。
TATSUKIさんとWREPとの関わりについても教えてください。
(TATSUKI) 最初は相方のDJ CHARIと、今はブチギレ氏原っていう名前でYouTuberをやっているラッパー兼芸人のGG UJIHARAと一緒に3人で「FreshWaves」っていう番組を、2017年からやらせていただいて。その番組が改編になるタイミングで、2019年から水曜日昼間の13時からのDJミックスに参加させていただいています。
少し前までは渋谷・道玄坂のビルの中にWREPのスタジオがありましたよね?
(YANATAKE) はい。そこにグローバル・ハーツが作ったダンススタジオがあって、その隣にWREPのスタジオがありました。ですが、そのビルが渋谷の再開発で取り壊しになることになって。それで同じ渋谷内にWREPがプロデュースするDJバーのDJ Bar & Lounge WREPがあるから、必然的に「ここでやるのがいいんじゃない?」ということで、1ヶ月前くらいに移動してきました。
基本的にはDJ Bar & Lounge WREPをスタジオとして使って、WREPの生放送をやっているわけですよね?
(YANATAKE) そうです。
(YANATAKE) ポジション的にはめちゃくちゃ重要ですね。ラジオはヘッドホンがなければ出来ないので。
(YANATAKE) そうです。
スタジオがこちらに移ってからPioneer DJのヘッドホン、HDJ-X5を使い始めたそうですが、以前はどういうヘッドホンを使っていたんでしょうか?
(YANATAKE) 前のスタジオの時はPioneer DJのHRM-7というスタジオ制作とかで使うもっと大きなヘッドホンを使っていました。HRM-7ももちろん良かったんですけど、WREPの番組には出演者としてDJの出入りも結構多くて。HRM-7はDJ用のヘッドホンではないし、サイズ的にも大きくてDJには少し使いにくかったので、DJ用のヘッドホンをまた別に用意しなきゃいけなかったんですよね。WREPのヘッドホンとして新たにHDJ-X5を導入して、パーソナリティもDJもみんなHDJ-X5を使うことで、シームレスになって細かいストレスが一気になくなりました。結構、他のパーソナリティからもこのヘッドホンは好評ですね。
ちなみにDJ用のヘッドホンとして、今までPioneer DJのヘッドホンは使ったことはありましたか?
(YANATAKE) 実は個人的にもHDJ-X5を使っていました。今は上位モデルであるHDJ-X10に切り替えましたが。それで、今回、スタジオに移るタイミングで、HDJ-Xシリーズに入れ替えたいなと思い、ヘッドホンを全てHDJ-X5にさせてもらったという経緯があります。
そういうことなんですね。ちなみにHDJ-X5のどういう部分を気に入ったのでしょうか?
(YANATAKE) 以前は他のメーカーのヘッドホンを使っていたこともあったんですけど、イヤーパッドの根元の部分が緩くなって耳の位置が定まらなくなったり、あとちょっとしたことでパーツが折れてしまったりこともあったりして。HDJ-X5を導入して驚いたのは、本当に耐久性が本当に高くて、一度もそういった壊れ方をしたことない。例えばDJで地方へ行く時に、鞄の中に他の荷物と一緒にギュッと詰め込んでも全く問題がないですし。それでずっとHDJ-X5を使っていました。
(TATSUKI) 僕はWREPに導入されてから初めてHDJ-X5を使ったんですけど、自分の中でヘッドホンに関しては「こうじゃなきゃ嫌だ」っていうポイントがいくつかあって。普段、クラブでDJをやる時にイヤーパッドを耳に完全には当てずに、曲をモニタリングするっていうのが僕にとってはやり易んですよね。ヘッドホンの形状によっては、そういう風に使うのが難しくて。
耳から少し離して、スピーカー的に使うわけですね。
(TATSUKI) そうです。HDJ-X5はイヤーパッドが回転するし、パッドの部分の厚みもちょうど良いので、そういう使い方をしても全く問題ない。それから、ヘッドホンによっては連結部分に細いコードが出ていたり、ヘッドバンドがクッション性を高めて二重になっていたりするのがありますけど、使っているとそういう細かい部分が気になって、DJに集中できなくなってしまう。とにかく作りがシンプルじゃないと嫌なんですよね。そういった意味でもHDJ-X5はバッチリでした。
(YANATAKE) すごく覚えてるんですけど、WREPにHDJ-X5が導入されて、最初にTATSUKIに使ってもらった時に、すぐに「これ使いやすいですね」って言ってて。
(TATSUKI) そうでしたね。デザイン的にもシンプルだし、すごく使いやすいって思いました。
(YANATAKE) ヘッドホンのデザインに関しては、奇をてらう必要ってないんですよね。ギャルDJみたいのがめっちゃデコったりするのも別にいいと思うんですけど、そういうのを除けばヘッドホンに関してはシンプルで使いやすくて頑丈なのが一番。そういった意味では、Pioneer DJのヘッドホンに関してはマジで無駄がないと思うんで。
音質的な面に関してはいかがですか?
(YANATAKE) 良いですね。例えば他のメーカーだと、もっとドンシャリな音のものもあったりするけど、個人的にはそういうのは好きじゃない。変に低音とか高音を強調してくれる必要はなくて、シンプルにそのままの音を聴かせてほしい。
(TATSUKI) 音質の面では普遍的な感じがしますね。DJで使っていて、それが何より重要なことなので。
(TATSUKI) 重さ的にもちょうど良いんですよね。
(YANATAKE) 長い時間使っていても全然ストレスない。サイズ感も本当にちょうど良いし。HDJ-X5は付属のキャリングポーチがあって、綺麗に折りたたんで付属の袋に入れるとスペース的にも気にならない。それでいて、全然壊れたりもしない。
(TATSUKI) 本当にしっかりした作りで、すごく丈夫ですよね。
HDJ-X5はシリーズの中でもリーズナブルな価格設定ですが、アメリカ国防省が制定したMILスペック(規格)に準拠しているというのも大きなポイントです。
(TATSUKI) DJをやっていると、どうしてもヘッドホンを雑に扱っちゃう時があるんですよね。次のDJに交代する時にパッと機材を片付けないといけなかったりします。過去に使っていたヘッドホンでそういう時にパーツが折れちゃったりしたこともありましたしね。
実際にHDJ-X5をWREPに導入してみて、他に気付いたことがあれば教えてください。
(YANATAKE) 密閉性の良さですね。放送中は完全に両耳にヘッドホンをしていて、マイクの声も含めて全ての音をヘッドホンからモニタリングしていて。実はDJ Bar & Lounge WREPのあるビルのすぐ横が線路で、マイクには乗らないようにはしてるんだけど、電車の音がすごく聞こえるんですよね。けど、ヘッドホンをしていれば電車の音も全然聞こえなくなる。あと、他の番組を放送している時に、次の番組の準備をしなきゃいけないっていう時とかも、両耳にパッとHDJ-X5をかけたら、他の音が全く気にならない。
DJとラジオに加えて、ただ単に音楽を聴くためのリスニング用の用途に関してはいかがですか?
(YANATAKE) 実際、毎日、新譜のチェックをHDJ-X5でやっているので、リスニング用としても向いていると思いますね。
ちなみに普段使いのリスニング用という意味では、HDJ-X5のbluetooth対応版という位置付けでHDJ-X5BTというモデルもあります。
(YANATAKE) 音の遅延とかの問題でbluetoothはDJにはなかなか使いにくいですけど、家の中とか街中で音楽を聴く分にはHDJ-X5BTもありだと思いますね。デザインもシンプルだし、今のファッションってオールブラックとかモノトーンが主流だから、そういったファッションにも合うんじゃないかなと思います。
(TATSUKI) 人によって似合う似合わないはあるけど、これを街中で付けていたら絶対に格好良いでしょうね。
最後にHDJ-X5をどういう人に勧めたいと思いますか?
(TATSUKI) HDJ-X5はリーズナブルな価格設定なので、これからDJを始めたいという方におすすめしたいですね。ヘッドホンは定番でシンプルなやつが一番良いと思うので、HDJ-X5はどんなDJにとっても使いやすいと思います。
(YANATAKE) これからDJ機材を揃えたいっていう若い子から、SNSのDMとかで「どんなの買えばいいんですか?」って結構聞かれるんですけど、ヘッドホンに関してはPioneer DJのHDJシリーズの中から自分の予算に合わせて選べばいいと思う。その中でもHDJ-X5は入門編としてはもちろん、スペック的にはプロユースでも全然いけるし、価格的にも若い子にとって手の届かない値段じゃない。これからDJ機材を揃えようと思っている人がいたら、HDJ-X5を買っておけばまず間違いないって思いますね。